タイトル | おすすめ度 | 公開時期 | 邦・洋 | 上映時間 |
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蝶の舌 | ★★★ 必見!! |
2001年夏休み | スペイン映画 | 1時間35分 |
あらすじ
1936年。内気な8歳の少年モンチョ(マヌエル・ロサノ)は兄に学校は怖いところだと脅かされ、行くのをイヤがっていた。しかし、担任のグレゴリオ先生(フェルナンド・フェルナン・ゴメス)はそよ風のように心優しい人で、モンチョを暖かく包み込む。先生は春になると子供達を森に連れだし大自然の営みを教えた。蝶は象の鼻のような長い舌を持っていることなど、自然の不思議に触れながら子供達は成長していく。そして、グレゴリオ先生はモンチョにとってかけがえのない大好きな先生になるのだった。しかし、平和なときは長くは続かない。やがてスペイン内戦に巻き込まれていく。
コメント
何が何でも見てほしい。
先生とはこういう物で、教育とはこういうことで、子供の成長とはこうあるべきだということがよくわかる。さらに、信頼関係を築くことの大切さや、時代に翻弄される恐ろしさまで突きつけられる。
ラストシーンがたまらない。大好きな先生と別れるときのモンチョを涙なしには見られない。
1921年生まれのフェルナンドの重厚な演技や、ガレシア地方の小学校の子供から選び出されたモンチョ役のマヌエル・ロサノも自然な演技で、映画初出演とは思えない。
誰と一緒に行く?
1人で。あるいは男の子のいるおかあさんといっしょに。
心静かなときに見てください。