タイトル おすすめ度 公開時期 邦・洋 上映時間
家路 2002年3月2日 仏・ポルトガル合作映画 1時間30分

 配給:アルシネテラン
2002年春公開予定


あらすじ
舞台俳優ジルベール・ヴァランス(ミシェル・ピコリ)は、妻と娘夫婦を自動車事故で突然失う。残された孫と共に暮らすのだが、自らの身体の衰えと孤独、俳優としての現実をつきつけられる。


コメント
93才のポルトガルの巨匠、マノエル・ド・オリヴェイラ監督作品。
「クレーヴの奥方」「アブラハム渓谷」「メフィストの誘い」など、独特の時間の流れで表現する監督。
フランスを代表する俳優ミシェル・ピコリ、それにカトリーヌ・ドヌーヴ、ジョン・マルコヴィッチが出演している。
年をとることの悲しさや寂しさ、愛するものへのいとおしさが伝わってくる。その悲しみはオリヴェイラ自身のものであり、ミシェル・ピコリ自身のものとして感じられる。
劇中でヴァランスが演じる劇が、ストーリーで重要な役を果たすのだが、教養深く造詣のある監督ならではの組み立てである。


誰と一緒に行く?

年を重ねた人と。
静かな時間を過ごしたい人。




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