タイトル | おすすめ度 | 公開時期 | 邦・洋 | 上映時間 |
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ワンス&フォーエバー | ★★★ ただし、残酷 |
2002年5月 |
アメリカ映画 | 2時間18分 |
あらすじ
1965年、ハル・ムーア(メル・ギブソン)中佐は400人の部隊で、
死の谷として知られるベトナムの地に派兵される。
降り立つやいなや、またたくまに2000人の北ベトナム兵に取り囲まれ窮地に立たされるのだ。
彼ら部隊は、一体何人生き残れるのか。
そして、ハル・ムーアは帰ることができるのか。
基地で帰りを待つ家族の胸中を織りまぜながら、戦闘場面は続く。
これは、真実を元にした物語である。
コメント
戦争映画を受け付けない方は観ないでください。
大きな音や、血が吹き出す残酷な場面がダメな方は観ないでください。
試写室で、私の隣で耳をふさいでいる方がいました。
何を考えているんだろう。
おそれ多くもそれで評論家なのだろうか?という疑問を感じました。
全てを受け入れ、感じる気持ちがなくて試写室に足を運んではいけないと思います。
ともあれ、この作品は真実をベースにつくっています。
ベトナム戦争、最初の大きな衝突となった「死の影の谷」での戦いで
中佐として戦ったハル・ムーアと
そこに乗り込んだジャーナリスト、ジョー・ギャロウエイの共同執筆の本です。
私たちは真実を知らなくてはいけません。
日本人にとってベトナム戦争は「遠い国で起きた知らない世界の物語」と思ってはなりません。
アメリカ人がベトナムで何を思い、どんな戦いをしたのか。
何のために戦うのか、アメリカ人にとっては疑問に感じる戦争でした。
しかし、政府は何を考えていたのか。
けっして人ごとですましていいことではありません。
現実を見てください。
2001年9月11日以来、中東情勢は混迷をきわめ
世界各地で戦争が勃発しています。
民族や宗教が違って、利害関係があっても、一人ひとりの人間には背負う物があります。
一人に人間であり、誰かの子どもであり、
誰かの友人であり、誰かの恋人であり、誰かの夫であり
誰かの兄弟であり、誰かの親なのです。
そして、一人ひとりにそれぞれの夢や希望があるはずなのです。
単に一人に兵士として数でとらえてはいけない人生がそこにはあるのです。
様々なことを考えさせれられる深く思い作品です。
ぜひ、ご覧ください。
誰と一緒に行く?
戦争映画が、ベトナム映画が好きな人と。