風よ吹け


2001年9月16日  「人間の心から良心が消えた」


今回のアメリカ同時多発テロにしてもそうだが、人間の命を大切だと考えない人というのが存在するようだ。どうにも信じがたい事である。
廃棄したとしていた狂牛病の牛を焼却せず、飼料としてしまうというのは、一体どういう了見なのだろう。病気の牛を飼料にして食べさせたせいで、欧州中に狂牛病が広がったことを知らないではあるまい。なぜ、そんなことをするのか。良心を疑う。
それとも、人間の心から良心というものがなくなってしまったのか。

では、管理する立場の役所は一体何をしていたのだろう。「焼却処分した」と言っていたではないか。きちんと行方も把握できずそれで、監督官庁といえるのか。役所は何のために、存在するのか。私たちの身体を、健康を守ってくれるのではないのか。
救われたのは、飼料を買い付けた業者が指摘してくれことだけである。
これでは、何もかも信じられない。私たちは、自分の知恵と力で自身を守らなければならないのだということを痛感させらるのだった。




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