風よ吹け


2001年9月20日  「半身不随になっても決して負けない」


神渡良平さんって知っていますか?
38歳の時に脳梗塞で倒れ、半身不随になられて右半身が麻痺し一度は再起不能といわれました。しかし、リハビリをして奇跡の復活を遂げ、機能回復して歩けるようになり、字が書けるようになって、さらには現在ベストセラー作家として活躍しておいでです。
寝たきりになったときに「まだ何もしていない。人生失敗した。これからの人生あいつはいいことをやってくれたと思われるような仕事をしよう。人生は一度しかないんだ」と決心したんだそうです。そして安岡正篤、中村天風といった方々の教えをときはじめるのです。
すべての作品に「貴重な人生を取りこぼさないためにはどうしたらいいか」という問題意識が流れています。自らが彼らの足跡をたどり、その心境を神渡さんの心をとおして語ってくれるところが、読者の心を打つのでしょう。
そして、彼はこういいます「思考がその人の人生をつくる」と。考えないところに何も起きません。望まなければ、理想は実現しません。まずは、どう生きたいかという理想を描くところからはじめなくては。


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