風よ吹け


2001年9月28日  「動物占いは心理学?」


動物占いというのは占いだと思っていたら、実はそうではなくて心理学だったようです。
「生年月日でわかる心理学なんてあるのかしらん」と思っていたのですが、人類というのはまか不思議な生き物。生まれた年月日で、月や太陽、地球の軌道上のポイントが変わり、ポイントにあわせるために人間の脳に切り替えが起きるというのです。だから、生年月日というのはとても大切で、それによって人の特性が決まるということでした。
昔、中国では生年月日は絶対に他人に教えなかったとか。それが敵にわかってしまうと、戦略をくんで攻めてこられるからということだそうです。
でもたしかに、相手のタイプによって同じものでも言い方を変えることによって関係がよくなったりすることってありますよね。
たとえば、権威やブランドに絶大なる信頼を置いている人には、「ここのメーカーの製品だから間違いないでしょ」といえばいいでしょうし、価格が第一の人には「同じものでも今が一番安く手にはいるそうですよ」といえばいいですし、さらに、性能や商品力が大切だと思っている方には「これは、こんな機能があって最高なんですよ。こうした楽しみ方もできますよ」などといえばいいわけです。このように人間をタイプ別にわけて攻略しよう、そのタイプをわかりやすくするために動物にたとえたのが動物占いだということでした。
相手によって、同じものでも違った切り口から見せて話を伝わりやすくする。簡単なようですが、これがなかなかできません。私たちは実は自分の物差しで話をしているからなのです。大切なのは、相手をよく知ること。それがコミュニケーションをよくするということに変わりはないのです。


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