風よ吹け
2001年10月1日 「現代ウィンタースポーツ事情」
私の思い描くウィンタースポーツというのは、スキーや、ボード、それに最近では30pほどの短いファンスキーや幅が広いカービングスキー、キックボードのような板にハンドルがついているモービングスキー、とさまざまな種類の道具で多くの人たちがゲレンデで遊ぶ姿でした。
ところが、ウィンタースポーツ人口というのは半減しているんだそうです。
詳しくは11月1日発行のCoco-de-sica(表紙のページから飛べます)をご覧いただきたいと思いますが、2000万人いたスキー人口は今や1000万人になっているというのです。
かつては、誰もがゴルフにテニスにスキーができたという時代がありました。できるのが常識で、シーズンになったらスキーぐらい行くものだと思っていました。でも、どうも様子が違うようなんです。今のゲレンデは、中高年がほとんどになってしまっています。
では、若い人たちはどこへ行ってしまったんでしょうか。
多様化が進み、楽しみが色々と増え、なにも冬にスキーに行かなくてもカッコの悪いことではない。きっとケータイでメールできない方がカッコ悪いことなのでしょう。
ウィンタースポーツに絡んだビジネスは軒並み売上が半分に落ち込んでいるのが現状です。今の時代、ビジネスで生き残るは、本当に大変なことです。
アイデアを振り絞り、頭を使って、ホスピタリティーを出し、必死にならないと生き残れない。
そうした中でも、小さくてもいいきらりと光る存在であり続けたいものです。