<< ジャーナリスト岩崎由美からのお便り その15>>
企業リポートとおすすめエンターテインメント掲載中
よく食べ、よく眠り、よく学ぶ、秋です。
どんな本を読んでいますか、
どんな人と出逢っっていますか、
どんな美味しいものを召し上がっていますか。
心の肥やしをたっぷりととって
栄養補給していきたいと思っています。
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┏┏■ マーケティングはアートだ
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■ 目次 ■
1.
マーケティングはアートだ
2.
日本電鍍工業 伊藤麻美社長
3.
おすすめエンターテインメントは「日本百年の転換戦略」東大名誉教授 月尾義男さん
4.
大津純子の「クオレ・心のコンサート」 残席わずかです
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┃ マーケティングはアートだ
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こんにちは。ジャーナリストの岩崎由美です。
私の大事な友人にワタルさんという人がいます。
彼の子供の頃からの友人たちに話を聞くと、昔から「神童」「天才」と言われていたそうです。
彼はつい先ごろまで、
日本のマーケターとして5本の指に入ると言われ
次々とヒット商品を飛ばしていましたが
4年前から思うところあってアーティストになり
現在は日本とスペインを行ったりきたりしながら創作活動を続けています。
その彼が、マーケティングを学ぶためにマーケティングの教祖のような方にお目にかかったときに教えられたのが
「マーケティングはアートだ」ということでした。
「まさか、だからといって自分がアートをやるようになるとは」と笑うワタルさん。
私にとってのワタルさんは「ひらめき」そのもの。
でもそれは単に直感的なだけでなく
実はとても繊細で緻密な心から生まれています。
彼から私が学ぶのは
自分を研ぎ澄ませていくと心がどんどん透明になってきて
自分の魂の声に耳を傾けることができるようになるということ。
そして人と話をすることによってたくさんの「気づき」が生まれ
それは、相互に刺激を与えることができるということです。
それを言葉にするわけではなく、エネルギーとして発して教えてくれます。
人は、本来の自分に戻ると
何が自分の使命で、何をなすべきかが徐々にクリアになってくる。
私の使命は、コミュニケーションがよくなることによって
1人でも多くの人が幸せになるということ。
そのためにも、文章や、言葉でコミュニケーションの大切さを伝えていきたいと思っています。
ワタルさん、いつも気づかせてくれてありがとう。
感謝しています。
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**日本電鍍工業 伊藤麻美社長**
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●10/17日(月) 日本電鍍工業 伊藤麻美社長
上智大学では、卒業生の会が学生に「私にとって仕事とは」という講座を寄付しています。
活躍する卒業生が自分の体験を語り、自分にとって働くということはどういうことなのか
また、どういう生き方が自分にとって幸せなのかを考えてもらおうというもの。
その講座で日本電鍍工業 伊藤麻美社長が話をされました。
DJ出身の麻美社長は、30台半ばの可愛らしい女性。
とても貴金属メッキなどという堅い会社の代表のようには見えません。
実はこの会社1958年にお父様が創業されました。
そのころは腕時計のメッキが中心で
一時は埼玉で納税額トップ5に入り押しも押されもしない優良企業として知られていました。
一人娘の彼女は子供の頃からインターナショナルスクールに通っていましたが
20歳でお母様が亡くなられ失意のどん底に。
そして23歳でお父様まで亡くされたのです。
とはいっても会社は安泰でしたからオーナーとして経済的には何の心配もなく
彼女は上智大学を卒業した後、東京FMで音楽番組のDJをしていました。
しかしどうしても自分が好きなことをしたいと思い、30歳を前に、宝石の勉強をしようとアメリカの専門学校へ留学しました。
ところが、順調に歩んでいると思われていた会社が10億円の借金を抱え倒産するかもしれないと聞かされ
帰国することになったのです。それが1999年のこと。
時代の流れで腕時計のメッキは中国に移管されるものが多く、方向転換を図らなければならなかったのにもかかわらず
何の手も打たれていなかった。売上は激減していました。
当時の社長は居所すらわからない始末。そこで彼女はどうせつぶれるなら、私が会社を継ごう。
私がやってつぶれたならお父様も本望だろう。と何の経験も自信もない中、メッキ会社の経営者になったのです。
それが32歳のときでした。
だからといって、何をしたらいいのかわからない。
そこで50人ほどの社員とのコミュニケーションをとろうとまずは挨拶。そして掃除、草むしりをしました。
会社への愛情がうすれてくると社内がだんだん薄汚れてくるものです。
それをきれいにすることで伝えたかった。
そして社員の努力があり、営業努力が実って3年で黒字にしました。
現在は、車の部品やメガネ、管楽器、半導体などのメッキを手がけ、取引先は300社あまりにのぼります。
「私がこの会社を信じなくて、誰が信じられるんだ」という麻美社長の強い思いが
会社を支えたのです。
信じれば何とかなる。
そして一生懸命やれば、運やチャンスはめぐってくる。
お金がなくて、税金も社会保険も払えなくてストップしてもらっていた当時、
もちろん賞与も出せなかった頃
お年玉として、お年玉袋に1万円を入れて社員一人一人に配ったそうです。
そのとき、皆が泣いてしまって受け取らない。
「社長、この1万円は使えません」といって仏壇に置いた人。
その1万円を使って「何とか会社がうまくいきますように」と神様に願掛けに行った人。
今でもその1万円が入ったお年玉袋をお守りのように持っていてくれる人。
みんなの気持ちが一つになって会社全体の雰囲気が変わりました。
最後に彼女は力強く言いました。
「とにかくあきらめないでやり続けることです」
平均年齢57歳の社員たちを、けなげにも引っ張っていく麻美社長の不屈の魂に敬服したいと思います。
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┃ おすすめエンターテインメント「日本百年の転換戦略」
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東大の月尾義男名誉教授は知る人ぞ知る、知識人です。
1942年生まれ。東大大学院工学系研究科博士課程を修了され、名古屋大学教授、東大教授を経て総務省総務審議官、顧問を歴任されました。
今、日本を変えなくてはと地方から発信するべく志のある仲間を集めて各地で塾を開いています。
その彼の思いを語る「日本百年の転換戦略」というDVDを見ました。
私が共感したところだけご紹介します。
1、増大社会から縮小社会への転換が必要だということ。
人口が減少する今、価値観を変えて観光客であふれる日本にしようではないか、魅力ある日本を取り戻そうではないかと提言しています。
2、生産優先から生活優先への転換が必要だということ。
100年間勤勉こそが大事だと考えられてきたが、意識の大転換をし、地域社会を見直して生活中心の社会にしよう。
3、開発主義から回復主義への転換
100年かけて変えてしまった自然を、100年かけて戻そう。
自然界の中にある人間を頂点とするピラミッドを元の形に戻そう。
4、大量流通から地産地消への転換
大量生産、大量流通、大量消費という仕組みは無駄が多く大量廃棄をしている。
地産地消(地域で生産し、地域で消費する)であれば、廃棄の問題を解決できる。
それこそが安全で新鮮な食品を入手できる手段だ。
5、地域思考から地球志向への転換
日本も何とか新しい方向を向いてほしい。
日本は敬老精神がなくなり、地縁社会も崩壊しているので当然のことながら各地の文化もなくなる。
文化の根底の精神を失うと、民族の誇りを失い崩壊につながり民族が衰退する。
新しい方向を目指して生き方を変えていかなくてはならない。
方向転換に必要なのは哲学である。
地球、生物に対する愛を感じて、心の根底において何をしたらよいか考える。
今こそ日本を変えなくてはならない。新しい日本を作る時が来ている。
ぜひ一度、月尾さんにおめにかかり、インタビューしたいと思いました。
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**「 大津純子のクオレ・心のコンサート」**
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12月2日(金)18時半から21時まで原宿クオレで
「大津純子のクオレ・心のコンサート」を開催するとお知らせしてまいりましたが、
おかげさまでお席が残りわずかとなりました。
NY在住の世界的ヴァイオリニスト大津純子さんの演奏と
特別ゲスト、ダイエーの林会長のトーク。
そしてそのあとのミニパーティの雰囲気など
開催後、またお知らせしますのでどうぞお楽しみに。
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