<< ジャーナリスト岩崎由美からのお便り その24>>

企業リポートとおすすめエンターテインメント掲載中

お時間あるときに、お目通しいただけると嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします。




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┏┏■   奈良・京都の講演旅行
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■ 目次 ■

1. 奈良・京都の講演旅行
2. ソフィアバンクの田坂広志さん
3. おすすめエンターテインメントはアカデミー主演男優賞を受賞した映画「カポーティ」




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┃ 奈良・京都の講演旅行
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こんにちは。ジャーナリストの岩崎由美です。

奈良と京都に講演旅行に行ってきました。
暑かった・・・

奈良は、病院で看護職や介護職の方々を対象に。
京都では、リオンという補聴器を販売する会社の社長様たちにお招きいただきました。
ありがとうございました。

私は小学校から中学にかけて神戸で過ごしたため、関西の神社仏閣は比較的数多く訪ねている方ですが
せっかくの機会ですから、時間をつくって奈良では薬師寺に、京都では三十三間堂に立ち寄りました。

薬師寺では、聖観音菩薩の前で小一時間過ごしました。
聖観音菩薩というのは、耳で聞かなくとも目で見なくともその人の悩みが分かるという仏様です。
見た目も美しく、去りがたく、一度出たお堂に、帰る間際にまたあがりこみ
しばらく目をつぶって心が平静に、真っ白になるまで居続けました。
穏やかで安らかな気持ちになりました。
自分と対峙することの大切さを感じます。

外に出ると、蓮の花が一りん、二りん咲いています。
私が見てきた花を、どうぞご一緒にご覧下さい。
そして、一緒にその美しさを味わってください。










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┃ ソフィアバンクの田坂広志さん
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「ジェイカレッジ」という、セミナーを通して
遊びと、学びと、成長の場を提供している素晴しい会があります。

そこを運営する校長の松山真之介さんは、
毎日、ビジネス本の紹介をするwebookの編集長でもあります。
ご縁があってお招きいただき、ソフィアバンクの田坂広志さんにおめにかかってきました。

田坂さんのお人柄に触れ、「さすが真之介校長」と思いました。
こうした場作りは、校長の人柄がそのまま出るからです。
同じ空間を共有できたことに感謝します。

シンクタンク・ソフィアバンクの田坂さんのお話は「仕事の報酬とは何か」なぜ我々は働くのかがテーマでした。

田坂さんは仕事の報酬には3つあって、
一つ目は「働き甲斐のある仕事」働く喜びや働き甲斐を感じられる仕事を得られること。
仕事の先に何を見つめ、志や使命感を抱けるか。そして仕事を通じて自分を表現できるか。

二つ目は「職業人としての能力」が磨けること。
経験から、人間から、体得することの大切さを語られます。

三つ目は「人間としての成長」ができること。
相手の心の世界、集団の心の世界、自分の心の世界を知ることができるということです。

給料や役職は、結果として与えられる目に見える報酬です。
目に見えない、自分から求めるこの三つの報酬を手に入れてほしいと、
魂から語りかける真剣なお話ぶりに心打たれました。

田坂さんも真之介さんもスゴイ!






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┃ おすすめエンターテインメントはアカデミー主演男優賞を受賞した映画「カポーティ」
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主人公は、フィリップ・シーモア・ホフマン演じるトルーマン・カポーティという作家で
「ティファニーで朝食を」などを書き、シナリオライターでもあり、
華やかに世界を飛び回る売れっ子の人気小説家です。

その小説家が自ら新境地を開きノンフィクション小説を書こうと
約5年の歳月をかけて実際に起こった事件の関係者に迫っていく。
そのさまが、リアルタイムで描かれています。

事件は生々しい殺人事件で、その犯人や犯人をとらえた警察官、
周辺住民に取材し、心のひだに入り込んでいきます。

僭越ではありますが、ついジャーナリストである自分の日々と重ね合わせてしまいます。
取材したい対象にどうやってコンタクトをとっていくのか。
どうしても話したくない人の口を開かせるためにどんなことをするのか。
相手の懐に飛び込み本音を引き出すために、どう語りかけるのか。
相手の気持ちに共感したときに、どのようにして自分の心を侵食されないようにするのか。

正直言って、恐ろしくなりました。
物を書く人、表現する人が、対象に近づけば近づくほど、相手との垣根が分からなくなるのではないだろうか。
理解できなければ、感動を生むものは書けません。
理解できたときに、相手の心に侵食されずに、どれだけそれまでの自分を保っていられるでしょうか。

そしてカポーティは、文学史上大きな影響を与える『冷血』という最高傑作を書き、
心を失ってしまったかのごとく、その後ひとつも作品を残すことはありませんでした。





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**奈良・京都で講演を聞いてくださった皆様 ありがとうございました **
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奈良・京都へお招きいただきまして、またお集まりいただきましてありがとうございました。

お忙しい中、貴重なお時間をさいていただきましたこと
心から感謝いたします。

私の話の中から、何か一つでも「心に残った」ことがあると良いな、
私と一緒にすごしてくださったわずかの時間、「よかったな」「さわやかな気持ちになれたな」
と思っていただけると良いなと、
一生懸命お話させていただいています。

皆様が、少しでも元気になり、幸せのお手伝いができることが喜びです。
ありがとうございました。







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