<< ジャーナリスト岩崎由美からのお便り その36>>

企業リポートとおすすめエンターテインメント掲載中

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どうぞよろしくお願いいたします。

ブログも始めました。



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┏┏■    幸せを運ぶコウノトリ
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■ 目次 ■

1. 幸せを運ぶコウノトリ
2. 若者の価値観が変わった 
3. おすすめエンターテインメントは劇団昴「親の顔が見たい」
4. 南部靖之.comで新しいページをオープンしました




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   幸せを運ぶコウノトリ
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こんにちは。ジャーナリストの岩崎由美です。

植村直己冒険賞の記者発表会の司会を毎年2月にさせていただいていますが
この賞の主催は、植村直己さんの生まれ故郷、兵庫県豊岡市というところです。

この豊岡市には今、100羽を越える美しいコウノトリがすんでいます。(こちらから)
昭和の初めまでは日本にも野生のコウノトリがたくさんいましたが
環境破壊や農薬の使用などで絶滅してしまいました。

その後、最後の生息地であるここで人工飼育をして繁殖させ、
2005年からは野生に戻すための自然放鳥が始まりました。

そのかいあって、放鳥したコウノトリから2007年5月ヒナが生まれ
野外での巣立ちに日本中が沸き立ちました。

こうした世界でも画期的な試みには
豊岡市の方たちの懸命な努力があります。

農家が農業のやり方を変え川や水田に生き物を増やす。
電線を地中に埋める。
農道に花を植える・・・。

自然豊かな環境を整えないとコウノトリは生きていられないのです。

でもよく考えてみれば
コノウトリが生きていられないような環境は人間にとってもよいはずはありません。

コウノトリを守ることは、人を守ること。
やはりコウノトリは、幸せを運ぶ鳥なのではないでしょうか。






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┃  若者の価値観が変わった
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自動車の売り上げが落ちている、
居酒屋のように、飲んで騒ぐ場所の人気がない、
アルコールそのものをあまり飲まない・・
などと最近の若者の話を聞きます。
何しろ、恋愛をしなくなったとか。
面倒なんだそうです。本当なんでしょうか。

以前は、ステキな女性を射止めるには、
かっこいい車に乗ってドライブに誘うというのは
必須だったような気がしますが
今は、自動車ディラーの方いわく
「車を買うことも、さらには免許を取ることすら興味がない」とか。

それを裏付けるかのように、
2007年の国内新車販売は25年ぶりの低水準となっています。
不思議に思って20代の大学生に話を聞いてみると「お金がないのが理由ですよ」という返事。

でもちょっと待てよ。
以前だって、若者がお金がないのは同じでした。
でも中古でもいいから車をほしがった。

今の時代は、車は親が当たり前のように持っているので決して憧れのものではない。
しかも、駐車場、税金、保険、車検など維持費がかかる。
それを高いと感じる人が多くなったのでしょう。

たとえば携帯電話、たとえばパソコン、たとえばゲーム、
お金のかかる魅力的なものが身の回りにあふれています。
遊びの選択肢が増えれば増えるほど、分散されることになる。

でもデジタル画面ばかり見ていないで
遠くの空を見上げてみよう。

夕焼けを見るだけでも
気持ちの良い空気を吸うだけでも
幸せになれる。
公園で缶ジュースを飲んだり、
おしゃべりしながら歩くだけでも楽しい。
そういう時間がとってもステキなことを忘れないでほしい。






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┃ おすすめエンターテインメントは、劇団昴「親の顔が見たい」
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劇団昴の芝居で「親の顔が見たい」が2007年2月1日から11日まで
上演されていた。

脚本は、畑澤聖悟さんという劇作家で演出家。
現役の高校教師という方だけあって、内容が真に迫っている。
さらに劇団昴の役者さんたちの素晴らしい力量に圧倒された。


・・・・・・
ミッション系の私立女子中学の教室で、自殺があった。
5人の子供達が、仲良しグループの一人をいじめていたのだ
グループメンバーの親たちがその日、学校に集められる。

親たちは一様に「自分たちの子供に責任はない」
「自分たちの子は、いじめなどしていない」
「そんなことするはずがない」
「証拠がない」と言い張る。

そして「自分たちの子供には責任がない」ということで一致団結しようと話し合う。
ところが、自殺した子供が書いた遺書から次々に事実が明るみに。

それらをすべてもみ消して、知らぬ存ぜぬを通そうとする親たち。
そこにあるのは、「自分の子供を守る」という大義名分だ。
そして、いじめた子供たち自身はまったく心の痛みを感じていない。

・ ・・・・・・・・

いつから、このようなことになってしまったのか。
いつから、人の心が理解できなくなってしまったのか。
弱いものの気持ちがわかる、
相手の立場に立って考えるという大切な教えはどこにいってしまったのか。

いじめる子は、いじめられる子の気持ちがわからない。
自殺させてしまった子供の親は、自殺した子供の親の気持ちがわからない。

本当に真実を包み隠すことが、自分の子供を守ることになるのだろうか。
責任を転嫁すれば守れるのだろうか。
目先は守れるのかもしれないが、いつかいじめられ側になったら
いつかもっとエスカレートしたら、そのときはどうするのか・・

この内容が決して誇張ではないところが、空恐ろしい。
見る人は「これはお芝居」であり「作った話だ」と思うだろうが、
でも、こうした事実は起きている。

自分の子供を信じるということは、
間違ったことをしたときに、間違ったことはしていないと思い込むことではなく、
責任を感じられる子供にするということではないか。

本当なら、誰だって間違いを犯さない子供に育てたい。
でも、もし間違いを犯してしまったら、
親ができることは子ども自身が傷ついたとしても間違いを間違いと認めさせ、
謝罪する気持ちを持たせること。
そして、その子供を大きな愛で包み込み見守ることではないだろうか。

事実を見つめ、
どうしたらよいか、
どうすれば子どもがきちんと間違いに気づくか。
間違う前に引き返す為にはどうしたらよかったのか。
どうしたら人の痛みがわかる人間になれるか。
正しく生きていくことがどれだけ重要かを
身をもって見せていくことが親のつとめだと私は感じる。






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┃ 南部靖之.comで新しいページをオープンしました
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シャドーキャビネットってご存知ですか。
イギリスにある影の内閣で、野党が与党の政策に対して提言をする組織です。

人材派遣のパソナグループでは、パソナ・シャドーキャビネットを立ち上げました。

パソナグループの企業理念は「社会の問題点を解決する」ですが、
社会の問題点を見つけ出し、研究、議論して社会に提案していこうという社内組織です。

雇用を切り口に13のテーマでチームを組んで
研究したり、議論したその内容を掲載するページ
を新たに作りました。

それぞれのチームの考える課題、自分たちの行動するべきこと、
活動したことをブログやトピックスでお伝えしていきます。

現在私が制作をしている南部靖之.comからつながるページとして
パソナ創業記念の日、2月16日にアップしました。
どうぞご意見、ご感想などお寄せください。

お待ちしています。









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