<< ジャーナリスト岩崎由美からのお便り その37>>

企業リポートとおすすめエンターテインメント掲載中

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ブログも始めました。



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┏┏■    人の心に響く歌
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■ 目次 ■

1. 人の心に響く歌
2. エコファッションって何
3. おすすめエンターテインメントは邦画「あの空をおぼえている」
4. 何のために生きるのか




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   人の心に響く歌
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こんにちは。ジャーナリストの岩崎由美です。

今年のお花見はいかがでしたか?
堪能されましたか?

この前、京都の奥のほうの山にお住まいの方とお話しをしましたら、
これからが満開の季節だとか。
日本は、本当に広いということを実感します。

そんな折、帝国ホテル「桜の間」という、極めてとるのが難しい人気のお部屋で
現代手工芸作家協会25周年記念祝賀会の司会をさせていただきました。

そこのお部屋からは、お庭が見え、見事な桜を楽しめるそうです。
すでに葉桜になっていましたが、新緑がやわらかい光を落としていました。

宮良多鶴子さん そこでお祝いの歌を歌ってくださったのが、宮良多鶴子(みやらたづこ)さんです。
沖縄出身で、イタリアのオペラアリア歌曲、カンツォーネを得意とし
全国各地でソロコンサートを開催。
沖縄の歌や文化、歴史を紹介していらっしゃいます。

また2005年には、南米ボリビアの各地で慰問コンサートをし、
日本語学校の小学生に唱歌を教えたり、
2007年、南極観測船「しらせ」の艦上で歌われたり、
日本人であることに誇りを持ち、国を大切に思い
歌で人の心をつなぐ活動をしていらっしゃいます。

歌ってくださったのは、
浜辺の歌、宵待草、ふるさと、芭蕉布など
日本の歌曲を中心にご披露いただきましたが
心にしみる素晴らしさでした。

「もののけ姫」の米良美一さんの歌を聞かせていただいても感じるのですが
心に訴えかけてくる。

歌が最高に上手なのはもちろん、
そこに魂がある。
その魂には、その方の生き方がこめられているように思うのです。

何を考え、どう生きているか。
どんな志を持ち、何のために自分はその仕事をしているのか
突き詰めて考えている。
そうしたことすべてが歌に表現されているように思います。

仕事をするということは、生き方を表現すること。
そして、生き方を表現するために、
技術力や、表現力を私たちは日々養い続け、切磋琢磨する必要があるのではないか。
そのために努力を続けているのかもしれない。

そんなことに気づかされた一日でした。




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┃  エコファッションって何
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エコファッションってご存知ですか?

一般的には、オーガニックコットンやリサイクル材料を使うファッションが
エコファッションと呼ばれていることが多いようですが、
先日イベントでお目にかかったファッションデザイナーの岡正子さんは、
環境に配慮した、自然と共にあるファッションを考案し
その上、地域を活性化させるという試みをしていらっしゃいます。

岡さんの具現化するエコファッションと言うのは、
大量消費、大量生産のファッションから、
循環型に転換させようというものです。

日本の自然から生まれるものを大切にし、
伝統技術、先端技術、エコロジーを守り
自然をまとう。

岡さんがエコファッションに取り組み始めたきっかけは、
長野の青年商工会議所で清掃工場に見学に行ったときのこと。
たくさん洋服が捨てられているのを見てガク然としました。

いつも洋裁学校で生徒たちに
「今のファッショントレンドはこれですよ」
「流行はこうなっています」ということを教えていたのに、その結果がこれなのか。
常に最先端のファッションに身を包み、消費していく。
本当にそれでよいのか見直してみたい。
その思いから、生徒たちの卒業作品発表会を「環境とファッションの共生」というテーマで
清掃工場で開くことにしました。

岡正子さんと その後、継続的にできることはないかと考えているときに
とうもろこしからつくるポリ乳酸という繊維に出会いました。
それまでは衣類用に使っていなかったこの繊維を
衣類用にするために、まずは職人さんと一緒に布にするところからはじめました。

その後、大豆や竹、和紙など、自然循環する素材を使って次々に商品開発を行っています。
また、今までは捨てられていたワイン用のぶどうの絞りカスやお茶の葉
ビールのホップや落ち葉などを染料として利用し、
様々な企業とコラボレーションしてECOMACOというブランドを立ち上げました。


こうしたことを言葉で言うのは簡単ですが、
並大抵な努力ではできないそうです。

色落ちしないように、しわ感がなくならないように、手間をかける。
絹であっても自宅で手洗いできるように、
などといったありとあらゆる知恵や技術、たゆまぬ努力がそこにつまっています。
多くの人たちの、思いや、暖かさがこめられているように感じます。

そのお洋服をトークショーで着させていただきましたが、
軽さと温かさに包まれ、着心地がよく、まさに自然を身にまとう感覚。
気持ちがやさしくなれるファッションでした。






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┃ おすすめエンターテインメントは、邦画「あの空をおぼえている」
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肉親を失うということはどういうことだろう。

耐え切れない喪失感を抱えながら生き続けなければならない。。
家族全員が、失った肉親の心の穴を埋めるために必死だ。
自分を支えることに精一杯で、今一緒にいる家族を思いやる余裕すらなくなる。

「あの空をおぼえている」は
事故で娘を失った家族の物語だ。
静かで、美しい。
切なくて、悲しい。
そんな空気が伝わってくる。

お父さん役の竹野内豊は
「冷静と情熱のあいだ」以来7年ぶりの作品で、
家族を愛し深く傷つく姿を誠実に演じている。

お母さん役は、こちらも愛情深く家族を包み込む
「躍る大捜査線 THE MOVIE」の水野美紀。

妹を亡くして自分も悲しくてたまらないのに
家族の悲しみを埋めようと必死で努力する息子役に
「涙そうそう」の広田亮平。

娘役の吉田里琴がとてつもなく可愛い。
天真爛漫で、家族にとって太陽のような存在だ。
彼女の存在感が、この作品に大きな影響を与えている。

観る人は、それぞれの立場で
それぞれの思いで共感することができるだろう。
岐阜の自然が美しい。

たくさん泣いて、たくさん心温まってください。

監督は富樫森。
4月26日公開。








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┃ 何のために生きるのか
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小学生のとき学校で「大人になったら何になりたい」と聞かれました。
周りの子は「医者」「学者」「先生」などという答え。
私はじっと考えました。
「人の役に立つ人になりたい」

今でもその気持ちは続いています。

何かの役に立つことができるなら
それが社会にとって意味があるなら
私なりにどうすればいいのかを一生懸命考えて伝えていきたい。

今、私がお手伝いをしている人材派遣会社パソナグループの社内で
13のプロジェクトが動いています。

「社会の問題点を解決する」という企業理念の下
たとえば、教育、医療、農業、障害者就労といったテーマで
どんな現状で、どこに問題があって、どうやって解決していったらよいのか
皆で研究し、議論し、提案していこうという活動です。(こちらから)

利潤や効率ばかりが大切で
優しさの欠けてしまった日本社会の中で
声をあげ、手を差し伸べる活動をしていきたい。
まだヨチヨチではありますが、まずは考えること。
そして活動することをはじめています。

私は、そうした心ある活動を、
なるべく多くの方々に伝えていくのが使命だと思っています。






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