<< ジャーナリスト岩崎由美からのお便り その40>>

お時間あるときに、お目通しいただけると嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします。


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┏┏●    アカデミー賞受賞作品はインドが舞台
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● 目次

1. 古いものを大切にしたい
2. 幕張メッセでイタリアンフード体験
3. アカデミー賞受賞作品はインドが舞台
4. 花粉症対策はこれ



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   古いものを大切にしたい
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こんにちは。ジャーナリストの岩崎由美です。
ごぶさたしておりますが、みなさまお変わりなくお過ごしですか?

今、私が仕事のお手伝いに通っている新丸ビルの目の前、東京中央郵便局の再開発に「待った」がかかり、当初の計画よりも保存部分が2倍に拡大されることになりました。少しでも昭和を代表する文化的価値がある建物を残そうという考えからです。

少しずつではありますが、古いもの、歴史的な価値があるものを大切にしようという機運が出てきたように感じます。

一度壊してしまえば、二度と元に戻らないものってたくさんありますよね。
自然破壊も同様です。
利益追求、便利なことが本当に一番よいのかという当たり前のことを考え始めたようです。


広島県鞆の浦(とものうら)の架橋計画にもストップがかかりました。
ここは、大伴旅人が万葉集に詠み、最澄、空海、足利尊氏、三条実美、坂本竜馬が足跡を残し、常夜灯、船着場など昔ながらの港の風景が戦火や震災にまみえずそのまま残っています。
最近では、宮崎駿が「崖の上のポニョ」の構想を練った場所として観光客が訪れます。

福山駅からバスで30分。
海岸線に出ると、突然風景が変わります。
江戸時代にタイムトリップしたかのよう。
時間がゆっくりと流れがはじめます。

朝鮮通信使が1711年に訪問したときに眺めた景色を同じ福禅寺の広間から眺める。
今から300年前、どんな気持ちで「日本一の美しさ」と言ったのか。
坂本竜馬が「いろは丸」事件で潜伏した家を見上げる。
日本最古の薬味酒でペリーが乾杯したといわれる保命酒を味見する。
一人、街を歩くと、その土地を行き来した人の話し声が聞こえてくるようです。

県や市が埋め立て架橋計画を推進するのは、道路が狭くて生活に支障があるからだとか。
さらに、バイパスをかけて車を削減し、埋め立て部分に駐車場を作って水産物の水揚げ場にすれば、観光、漁業振興に役立つという考えのようです。

確かに、そこで生活する人は不自由も多いと思いますが、日本人みんなの財産として、何とか守ってほしいもの。
反対派は、景観を崩さないですむような代案を出していますがそれでは難しいのでしょうか。

昔の人のエネルギーを感じながらの生活こそが何より豊かなのだと、
私は思います。





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   幕張メッセでイタリアンフード体験
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先日、土砂降りの冷たい雨の中、幕張メッセに行ってきました。

国際食品・飲料展の取材で、イタリア料理研究科の友人と一緒だったので、イタリアの食材を中心に見て回りました。

朝の10時から、ワインやチーズ、生ハムの試食を堪能しとっても優雅な気分。
もちろん、ブースのイタリア人たちも楽しそうに商談しながら召し上がっていましたよ。
「さすが、イタリア」でしょ。

それにしても食べ物の世界は奥が深いですね。
生ハム、オリーブオイル、チーズ、ワイン、シャンパン、からすみ、岩塩・・。

こんなに味が違うのかと思うほど、どれもこれも個性的で味わいがあります。

そこでわかったのは、いかに自然の恵みそのままの味が芳醇かということ。
純粋だけれど、豊かで、尊い感じがします。
手を加えすぎず、技巧に走らず、儲けるために薄めたり伸ばしたりしない。
昔ながらの製法でじっくりと時間をかけて製品化する。

イタリアの日光を浴び、風を受けたオリーブ。
それを機械でなく手で摘む。
摘んだ実を24時間以内に製油所に持ち込み、圧搾するのに十分な時間をかける。
遠心分離機を使わず自然に沈殿させ上澄みのオイルだけをすくい取る。

しかも、同じオリーブの木でも摘む時期によって味が変わってくるのは不思議です。(こちら)


料理は、手間を惜しまず、ちょっとした火加減を気にしたりする細やかな心配りが味を決めるのだと私は思っていますが、そこには神様からの恵みがたっぷりとはいっているんだということを感じた一日でした。

愛情たっぷりの料理で、幸せ一杯になりましょう!





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┃  アカデミー賞受賞作品はインドが舞台
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今年のアカデミー賞で話題になったのは、何と言っても日本の『おくりびと』。

そして、アカデミー賞作品賞を受賞したのは、インドが舞台で、俳優、キャスト全員インド人の映画『スラムドッグ$ミリオネア』。監督、制作はイギリス人です。

アカデミー賞の授賞式のときにこの映画のプロデューサーが「資金もない、スターもいない作品に脚光を当ててくれてありがとう」と話していましたが、ハリウッドがハリウッド映画以外に作品賞を渡すなんて、驚きです。

映画評論家岩崎由美は、さっそ試写を観にいってきました。
話題の作品は、評論家からの注目度も高く1時間前から整理券を発行するほどの盛況ぶりでした。

この作品はインド人の書いた小説が原作で、貧民街出身の青年が、クイズに挑戦して億万長者になれるのかというお話。まず、貧民街の想像を絶する貧しさに観客は直面します。
その貧しい暮らしの中、学校に行った事もないのにクイズの問題に答えることができるのか。

彼は、生きるためにさまざまな困難にぶつかります。
そこには、インドの現実が詰まっています。
生き抜くために、望まなくても答えを知ることになる。
生きるためにしてきたこと、そのすべてが知識となっていくのです。

ハッピーエンドなのに、悲しくて胸がつぶれそうになりました。

ハリウッド映画に慣れている方には、見づらいと思いますが行ったことがない国、行った事がない場所見たことがない景色、体験したことがない環境を知るには映画はとってもいいですよね。

ぜひ、この映画でインドを旅してみてください。





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┃ 花粉症対策はこれ
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学生時代から花粉症に苦しめられてきましたが、最近は、鼻のむずむずや目のかゆみ、倦怠感やぼうっとした感じに悩まされることもなく普通の暮らしができるようになりました。

今私がとっている花粉症対策は、外出時のマスク着用はもちろんですがお洗濯は、絶対に外に干さない。
この時期はお布団も外に干さず乾燥機でがまんする。
花粉を落とすために、お風呂に頻繁に入る。
どんなに青空で気持ちが良い天気でも窓を開けない。

そして、寝る前にアレルギー科で処方していただいた薬を一錠飲む。
風邪を引かないように注意する。

どうぞ、あなたも苦しみから開放されますように!







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