TODAY'S ENTERTAINMENT
 
2004年1月20日(火)
No003 スペクタクル・ロマン「マスター・アンド・コマンド」

デジャブ(既視感)に何度も襲われた。
いつかどこかで見たような、たぶんこうなるだろうという予想通りに展開していくストーリーで本当のところリメイクかと思った。
でも違うらしい。どうして見たことある気がするのだろう。

原作は人気作家パトリック・オブライアンの小説で、1970年に執筆が開始された「オーブリー&マチュリン」シリーズの第10話。ナポレオンのころ、イギリス海軍がフランス海軍を拿捕するという使命のもと戦いを挑む話。
主演の艦長ジャック・オーブリーを演じるラッセル・クロウがデブデブしすぎていなくてあら削りのところが艦長役にぴったりだ。士官候補生たち少年の愛らしいのがいい。また、画期的ともいえる数々の希少生物が生息するガラパゴス諸島での撮影が見ものだ。

当時の戦いは、風任せ、人力任せのところがかなりあって運も大いに勝敗に関係すると思った。英国海軍とフランス海軍の戦力を比べると圧倒的にフランス軍の方が上だ。力で前負けるなら知恵で勝つしかない。
船の戦いや海賊ものを見たことない人は、一度は見ておくのがいいだろう。

2004年2月28日ロードショー予定

おすすめ度★★

<見てほしい時>
男同士で集まるとき
<見てほしい人>
海好き、海賊好き、船好き
<こんな気分になる>
昔も今も戦争って大変なのね

<データ>
監督:ピーター・ウィアー
原作:パトリック・オブライアン
撮影監督:ラッセル・ボイド
主演:ラッセル・クロウ

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