TODAY'S ENTERTAINMENT
 
2004年2月1日(日)
No006 食は愛情

素敵な人に出会いました。
その方、ダイニングワークスの藤林さんは、中野でこだわりのカレー屋さんを開いています。

彼は、
「料理の味は手間です。そしてその手間は、愛情に他なりません
食は、命なんです。私たちは命を食べ、命をつないでいるのです。
だから、その素材を育んでくれた大地や人、調理してくれた人、すべての人に感謝の気持ちを持たないとなりません」
という考えの持ち主です。

そしてさらに、愛されることを実感できるのが「食」だというのです。
料理の味は手間をかければかけるほど美味しくなり、その手間は愛情だと語ります。

私も少し前から「食」に関する研究会を開いてきましたが、まったく同感。
「食」をないがしろにすると心があれると思います。

食事をさせない虐待をしていた夫婦のニュースがありました。
食べさせるときは3日から7日に一度、スーパーの惣菜などを食べさせていたと報道されていましたが、子供たちはどんな思いをしていたのでしょうか。回りから聞かれれば親をかばい、子供たちはそんな親でも自分たちを愛してほしいと切望していたはずです。

愛していないことを、食事を作らない、食べさせないことで表現していたのでしょうか。
食べさせないことは命を奪う行為そのものです。

時間がなくても、疲れていても、
少しは手をかけたお料理を、家族みんなで力を合わせて作って食べることが意識しないとできない時代がやってきています

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