TODAY'S ENTERTAINMENT
 
2004年2月25日(水)
No009 映画「シービスケット」

久しぶりに劇場に足を運びました。このところ、試写に行く時間がとれないので、見逃してしまった「シービスケット」です。
週刊文春の映画評で、のきなみ評論家が満点をつけていた「シービスケット」をみなければ始まらないと、遅ればせながら行ってきました。

3人の男と一匹の馬と、それぞれが傷、悲しみを抱えています。彼らが出会い、ひとつになったとき奇跡が起こるのです。
命ある限り、一人一人が大切で、それぞれが生きていく価値があると教えてくれています。

この作品はノンフィクションでベストセラーの原作を映画化した実話です。
創作であってもすばらしいのに、これが実話で、本当にこういう事実があったのなら、どんなに大恐慌時代のアメリカの人々を勇気づけたことでしょう。
傷つきどん底に落ちても、希望があれば、必ず光が見えてくるのだという人々の夢と重なり合ったのです。
今の日本人に必要なのは、希望でしょうか。夢でしょうか。
たとえ今が底でも、必ずよくなる。よくなるに違いないという未来を心に持ち続けることが、明日の光を呼び込んでくれると私は信じています。

2004年1月24日ロードショー

おすすめ度★★★

<見てほしい時>
希望を失いそうなとき
やさしい気持ちになりたいとき
<見てほしい人>
馬好き、競馬好き、映画好き
<こんな気分になる>
暖かいふわっとした気分

<データ>
監督:ゲイリー・ロス
原作:ローラ・ヒレンブランド
キャスト:トビー・マグワイア
ジェフ・ブリッジス
クリス・クーパー

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