TODAY'S ENTERTAINMENT
 
2004年2月27日(金)
No010 あやまることを知らないのか

今日、大切なお客様を5人連れて予約したレストランに行った。
ところが、予約されていないという。そんなはずはない。何度も通っている店で、ずっと以前に電話をしてきちんと予約をした。しかし、その対応といったら最悪だ。まず、「本当に予約をしたのか」「他の店ではないのか」とこちらを疑う。店が予約状況を調べている間、全員我々を外に立たせたままで、何の配慮もなく、こちらにお座りくださいの一言もない。
まるでこちらがミスをして、予約もないのに無理にねじ込んでいるような扱いだ。
相手をしたのは店長である。そんな責任ある立場の人間が、一言もあやまらない。いや、言葉ではあやまったのかもしれないが、態度も心もまったくあやまっていなかった。一切申し訳ないと思っているという気持ちが伝わってこなかった。悪いと思っていないのだろう。

同じようなことが、最近、他でもあった。
家具をセットで買ったのだが、店のミスで、注文したものが一部注文されてないという。だから配達日を、残りの商品が揃う日にあわせていいかと言うのである。電話で「勘違いしていたのが今わかったんで、セットが約束した日に届きません」という。ここでも、一言もあやまらない。一体誰が悪くて、誰に迷惑をかけることになったのか。
しかも、注文されていなかった分のお金を代引きで払うようにと指示をする。最初、店で支払った金額は間違いで注文されていなかった分を支払うようにということのようだ。カードを使いたいというと、届く日までに店に来て支払えという。店のミスなのに、わざわざ店までよんで支払わせようというのか。
ここでも、同じ気分を味わった。申し訳ないと言わないで、まるでこちらに非があるかのような扱いで、気分が悪いことこの上ない。

両者とも、客に商品を買ってもらっているのに不愉快な気分を味あわせるなんて、商売をする上であるまじき行為である。ジャーナリストとして数々の企業やお店を取材して記事を書いているが、最近この傾向が顕著なのはなぜなのだろうか。
個人的にも大切なお客様をご招待するときには、絶対にそのレストランを利用しないし、家具も二度とそこでは買うまいと固く決意する。もちろん、機会があるごとに、その話しを人にするだろう。

一言あやまればすむのに、どうしてあやまることができないのか。間違いを犯したら、すぐにあやまる。それは、商売の鉄則であり、人間としての最低のマナーではないだろうか。

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