毎年恒例ですが、植村直己冒険賞 受賞者 記者発表会の司会をしてきました。
冒険家植村直己さんの出身地で、
植村直己冒険館のある兵庫県豊岡市が主催するこの賞は
今年で10回目を迎えます。
植村さんの精神を継承し、周到に用意された計画に基づき、
何ものにも負けない精神によって未知の世界を切り開くとともに
人々に夢と希望、勇気を与えてくれた創造的な行動について表彰しています。
今回の受賞者は、リヤカーを引いて世界各地を徒歩でいく永瀬忠志さんです。
30年かかって歩いた距離が地球一周分4万107キロになりました。
なぜリヤカーをと伺ったら、とにかく人と出会いたかったからという答え。
最初は自転車で日本を一周したのですが、歩かないと人と出会えない。
そして荷物をひくためにリヤカーをと考えたのです。
リヤカーには、冒険のたびに名前をつけています。
名前を呼びながら旅をするのは、苦労を共に味わう二人三脚のような存在だからです。
見たこともない自然や文化に触れ、自分を知る。
「どんなに果てしない距離でも、一歩ずつ一歩ずつ歩き続ければ必ず目的地に着く。
わずかかもしれないけれど、自分にできることを確実にやっていけば、
いつかやりたいことが何かできる。求めていることが見えてくる。歩いているとそう思います」
永瀬さんの話したこの言葉が胸にささります。
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