TODAY'S ENTERTAINMENT
 
2006年5月21日(日)
No038 映画「ダ・ヴィンチ・コード」


今、もっとも話題の「ダ・ヴィンチ・コード」の試写会に行ってきました。

豪華な俳優人と複雑なストーリーを見事に組み立て
原作に負けない作品に仕上がっていました。

原作が全世界で5000万部売れた作品だから前評判も高く
期待感もいっぱい。

小説で読んでいる人は、自分の頭の中でその世界を作り上げ
小説が素晴らしければ素晴らしいほど作品化したときとのイメージのギャップが大きくなりがちで
がっかりすることが多いものですが、この作品は原作に負けていません。

「ビューティフル・マインド」でアカデミー賞を獲得したロン・ハワード監督がきちんと消化し
映画だけを観る人にとっても、原作を読んだ人にとっても楽しめます。

歴史的建造物や、観光地が見られることも魅力の一つ。
主人公が駆け下りてくるあの階段は、
ルーヴル美術館の中の「サマトラケのニケ」の階段だわ、とか
やっぱりロンドンのウェストミンスター寺院はきれいねぇ、といった喜びもあります。

ただキリスト教がテーマなので、信者の方たちにとっては受け入れがたいものがあるようで
撮影を許可されない場所もあったり上映禁止を求める声も多数あるようです。

本のときは販売禁止にならなかったのに、
映画になると上映禁止を訴えるというのは
それだけ、映画のほうが大衆的だということでしょうか。


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