TODAY'S ENTERTAINMENT
 
2007年6月2日(土)
No047 「やっぱりオペラ」


「リゴレット」に行ってきました。

以前からオペラには興味があり
家ではオペラのCDをかけながら片づけをするといった日々を過ごしていましたが
恥ずかしながら「リゴレット」を見るのは初めて。

藤原歌劇団がイタリアから主要キャストを招き、日本人とのダブルキャストでのぞんだ公演です。

なんといっても背景が素晴らしい。
ドゥオモがそびえ、暗い坂道に人々が集う。
凝った衣装もきれいで、美しい色合いと、重厚な質感にため息がもれます。

気合の入った指揮者リッカルド・ファリッツアが棒を振ると、
劇場が一体になってリゴレットの世界に引き込まれていきます。
道化師役のアルベルト・ガザーレは悲しみをたたえ、
その娘役の高橋薫子も遜色ない歌唱力。
何とも許しがたい、女性をもて遊ぶ公爵役エマヌエーレ・ダグアンノも色男ぶりを発揮していました。
「風の中の 羽のように いつも変わる 女心・・」
『女心の歌』を知らない人はいないと思いますが
1851年、ヴェルディ初演の翌日にはヴェネツィア中で歌われていたというほどの曲です。

最近はオペラに馴染んだファンが多いようで
私の周りでは、普通のサラリーマンのような方々から口々に
「ブラボ〜!」の声が。
観客の感動と、舞台と、オーケストラが一緒になっての世界は
他では味わえない喜びを与えてくれました。

チケットをくださった、Sさん、Nさん、
本当にありがとうございました。


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