TODAY'S ENTERTAINMENT
 
2007年9月12日(水)
No049 話題の「シッコ」


相変わらずマイケル・ムーアはいけてる。
心臓にズドーンときた。

今度のテーマは医療保険。

医療保険にはみんなが入っているのが当たり前だと、私は思っていた。

私のような自営業者でも「高いなぁ」と思いながら国民健康保険料を払っているし
会社に雇われていたらきちんきちんと毎月天引きされている。

日本の保険制度は、国民皆保険であり、医療の下に平等という考え方でつくられている。

また、保険に入っていないであろう公園で寝起きしている人を公立病院で受け入れているのを見たし
(その患者さんは寝巻きを持っていないと言っていました)、
お正月になると暖かい寝床を求めてやってくる人でベッドが一杯になってしまうと言っている看護士さんもいた。

けれど、アメリカは違うらしい。
生死に関わる状態でも、保険に入っていないと受け入れてもらえない。
お金が払えないと、まだ傷がいえていなくても道端に捨てられる。
(日本でもそういうことがあるのかしら?)

先進国で唯一、国の運営する国民健康保険がない国、アメリカ。

民間の保険会社の保険に入っておらず、医療費が払えず亡なっていく人が毎年1万8000人もいるという現実。
一度大病を患うと、次第に治療費が払えなくなり病死か破産するしかない。

「地獄の沙汰も金次第」というけれど、何かおかしくはないですか。


痛快なのは、アメリカが悪者呼ばわりしているキューバの医療は、誰もが無料で受けられるということ。
しかも医療技術は世界最高峰なんですよ(ジャーナリストの池上彰さんから聞きました)。



日本だって他人事じゃない。

医療費の大幅削減、介護医療はどうするのか、
療養型病院をなくして寝たきりのお年寄りを追い出すつもりなのか・・・
問題は山積みだ。

父は保険に入っていたけれど、亡くなる直前入院していたときの病院への支払は、
毎月約30万円。この金額が年金で払えますか?

それに、どこの病院も経営が苦しいというのも理解できない。

どうして、そんなことが起きるのか。なぜ、そんな状態になってしまったのか。

もっと、医療問題に切り込んでみよう。


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