TODAY'S ENTERTAINMENT
 
2010年9月4日(土)
No062 『食べて、祈って、恋をして』


ジュリア・ロバーツの最新作です(記者会見の様子はメルマガに書きました)。
アメリカの女性作家の自伝的小説の映画化。

アメリカ人の女性ライターが、本当に自分の求めているものを求めて、イタリア、インド、バリを旅する物語。
ジュリア・ロバーツ演じるエリザベスは、一見順調な毎日のすべてを捨てて旅に出ます。
そこで、何に出会うことができるのか。

美味しそうなイタリア料理、インドの町の猥雑さと瞑想をとおして発見したこと、そしてバリ独特の信心深さとゆっくり流れる時間。
イタリア、インド、バリ、それぞれの香りが漂ってくるような作品です。

イタリアでは、美味しいものをたくさん食べ、ヨーロッパの伝統に裏打ちされた町並みや美しい景色に浸り、愉快な仲間たちと一緒に「何もせずに生きる」ことの喜びを味わいます。
インドでは瞑想の日々。「自分を許す」ことが、まず第一歩だということを教えられます。
そして最後のバリでは、周りの人を愛することを学びます。

あくせく働くばかりがよいのではない。
走り続けることだけが生き方ではない。
世の中を見るときは頭ではなく心で見ること。
そんなテーマが観るひとたちを包み込むでしょう。


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