こんにちは。
ジャーナリストの岩崎由美です。
年の初めは、今年はどんな年になるのか、自分はどんな年にしたいのか、自問自答する。
去年は半年怪我に苦しんだ。まずは健康に留意しよう。
仕事は相変わらず120%全力疾走だが、忙しくなり過ぎないようにしよう。どうしても欲張って、あれもしたい、ここにも行きたい、これも見ておきたいと取材を入れすぎるきらいがある。怪我をしていた時も、「安静に」と言われているのに心がついていかず、取材に出かけるので治るものもなかなか治らない。
いつも仕事で読みたいと思っている本は山積みだし、見たいと思っているドラマや映画の録画があっというまにHDDを占領するし、身体を休めようと思ってもつい動いてしまう。1日1万歩以上歩かないように気をつけなくちゃ、あぁ、ダメだダメだと思いながら新年のひと月が過ぎた。
司会の仕事はじめは、1月17日に開催されたパソナ総研 新春特別企画「東京2020 その先のレガシーとは リブランディングNIPPON」という組織委員会公認のフォーラムだった。そこに登壇したアスリートのボディの密度の濃さには驚いた。
パソナのアスリート社員寺田明日香選手は、100メートルハードル日本記録保持者で、5歳のお子さんのママアスリート。そばに近づいただけで、私のスカスカしたボディとは違い、みっちり身体に細胞が詰まっている。アスリートの肉体は素晴らしい。
記者会見初めは、新国立劇場の2020−2021シーズンラインアップ発表会。ここで、記者たちの関心が集まったのは、舞踊の新芸術監督で昨年ダンサーを引退した吉田都だ。彼女の恩師ピーター・ライトプロダクションの「白鳥の湖」(新制作)からスタートし(2020年10月)、2021年2月の吉田都セレクションなど、興味ひかれる。
オペラ部門の芸術監督は、エネルギーとカリスマ性あふれる大野和士。3シーズン目に入り、新制作を4本、恩田陸『蜜蜂と遠雷』の作曲をしたことで知られる藤倉大に3年前に依頼した新作「アルマゲドンの夢」の世界初演もある(2020年7月)。意欲的な2本立て公演や、夏の特別企画アンドロイドオペラ「Super Angels」では、初めてオペラ、ダンス、演劇の3部門が連携する(2020年8月)。
演劇部門では久しぶりの海外招聘公演でパリオデオン劇場の新作「ガラスの動物園」が日本初演となる(2020年6月)。フランスを代表する女優イザベル・ユペール主演。演劇芸術監督小川絵梨子演出の井上ひさし「キネマの天地」(2021年3月)も観てみたい。去年、ソフィア会スペシャル講演会「井上ひさしと過ごした時間」を開催したのでこれも見逃せない。
それにしても、「○○はじめ」と区切りをつける風習は、背筋がピンと伸びて、気持ちが良いものである。
では、また。お身体ご自愛ください。
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