TODAY'S ENTERTAINMENT
 
2022年7月17日(日)
No104 夏休み、涼しい美術館はいかがですか


こんにちは。
ジャーナリストの岩崎由美です。


夏休みを前に、美術館の新しい企画展が次々に始まっています。

現在開催中の企画展で、私のいち推しは、
山種美術館、9月25日まで「特別展 水のかたち 源平合戦図から千住博の『滝』まで」。
絵の中の水の流れを見ているだけで、涼やかな気持ちになります。
奥村土牛の「鳴門」、歌川広重の「名所江戸百景 大はしあたけの夕立」、
千住博の「滝」シリーズ。

そして特集展示で源平の世界。
江戸時代に描かれた「源平合戦図」(作者不詳)は、いつまで見ても見飽きません。


パナソニック汐留美術館は9月25日まで「キース・ヴァン・ドンゲル展 フォーヴィスムからレザネフォル」。
女性の身体のしなやかな美しさが印象的です。

SOMPO美術館は10月10日まで「スイス プチ・パレ 印象派からエコール・ド・パリへ」。
スイスのジュネーヴにあるプチ・パレ美術館の収蔵品で、
ルノワール、ユトリロ以外にも、同時代の無名だけど力のある38名の画家の作品が来日しています。
たしかに普段私たちは、著名な画家の絵しか目にする機会がありませんが、ほかにもたくさんの才能があったはずです。
この美術館、1968年に実業家オスカー・ゲーズ氏がご自身のコレクションを公開することを目的に設立されました。


六本木ヒルズの東京シティビューで9月4日まで「水木しげるの妖怪 百鬼夜行展」。
夜、見に行ったら、私、あまりに怖くてほとんど見ずに逃げ帰ってきました。

そして森アーツセンターギャラリー「特別展 アリスへんてこりん、へんてこりんな世界」は10月10日まで。
ルイス・キャロルの生んだアリスの物語が、様々な形で世界へ広がっていることを知ることができます。


ほかにもまだまだ、たくさん展覧会が開催されていますので、
どうぞ、興味惹かれるところに足をお運びください。


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